幼児期から友達と関わることが苦手でトラブルが多く、中学生になるとたびたび不登校になった。聴覚過敏で、電話の音を聞くだけで号泣してしまうような状態になる。その後、学校側からの勧めもあり、精神科を受診。学校内での人間関係は上手くいかず、精神的に不安定になっていった。物事を覚えることが出来ず、またすぐに忘れてしまうため、一般的な事を教えても実行に移す事が出来ず、学校生活のみならず日常生活にも著しい支障をきたした。また、人の顔や名前が覚えられず、会話をすることも苦手だったため、他人とコミュニケーションをとる事が困難になる。理解出来ないことや、納得がいかないことがあると相手を問い詰めるような態度をとり、頻繁に問題を起こすようになった。一度精神が不安定になると回復するまでに時間を要した。その後、就職するが、新しい環境に馴染む事が出来ず、ストレスに蝕まれるようになり退職した。医師からは自閉症と診断される。
当オフィスに依頼があり、20歳前障害で申請手続を進めた。
障害基礎年金2級決定