卒業後に、勤め始めたが、職場になじめず、退職。
その後、自宅に引きこもるようになった。
次第に不安を覚え始め、精神科を受診。医師からは神経症と診断された。
その後、やりがいのある仕事に就きたいと思うようになり、
再就職したが、不眠、イライラ等の消長を繰り返すとともに、
人間関係の悪化を招いたため、退職せざるを得なくなった。
その後、自ら会社を立ち上げようとしたが、
再度、対人関係の悪化を招き頓挫してしまった。
その頃から「自分はおかしい」と思い始め、別の精神科を受診。
主治医からは、双極性感情障害と診断された。
日常生活において、うつ状態と、躁状態を繰り返し、著しい支障が生じていた。
依頼を受けた際に注意した点は、初診日の特定だった。
初めて受診した医療機関では、「神経症」と診断された。
障害認定基準 第8節/精神の障害 2 認定要領において・・・・
神経症にあっては、その症状が長期間持続し、一見重症なものであっても、原則として、認定の対象とならない。
ただし、その臨床症状から判断して精神病の病態
を示しているものについては、統合失調症又は気分(感情)障害に準じて取り扱う。とある。
当オフィスでは「神経症」と診断した、精神科の受診状況等証明書の内容から精神病の病態を示した神経症ではないと判断。そのため、1番初めに受診した医療機関は初診日にならず、2番目に受診した医療機関が初診日と判断して請求した。
障害厚生年金2級 決定